■造り手
カンティーナ・ガッタヴェッキ

ルネッサンス時代の面影がそのまま残った美しい街フィレンツェ。
トスカーナ州は高品質ワインの銘醸地としても有名です。

ガッタヴェッキ家は数世代に渡り、トスカーナ州アレッツォ県でワインの生産並びに販売事業を手掛けてきました。
同家が歴史的な街、トスカーナ州シエーナ県のモンテプルチャーノに移り住んだのは1958年のことでした。
この街はオルチャ渓谷とヴァル・ディ・キアーナ渓谷の間の標高約600メートルの山にあります。

カンティーナ・ガッタヴェッキのセラーは13世紀にサンタ・マリア・ディ・セルヴィ寺院に属した修道院として建てられたものでした。
地下へ続くセラーは石灰岩で出来ており、丁寧に造られています。今もなお、セラーの一番深い場所にエトルリア人の墓が眠っています。

現在の当主はルカ、ジョナータ、ダニエラの3兄妹。
この歴史ある名門ワイナリーはトスカーナ州モンテプルチャーノの高貴なワインである、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノDOCG、ロッソ・ディ・モンテプルチャーノDOC、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノDOCG、キアンティDOCG、トスカーナIGTなどです。

長男のルカがこの度新しく生み出したワイン「クオティディアーノ」はより親しみやすくお手頃なデイリーワインで、ブドウはトスカーナとウンブリアの州境で生産しています。
ワインのラベルは新聞記事のようなデザインでイタリアの歴史的な出来事を表現しています。
「クオティディアーノ」とはイタリア語で「日常の、毎日の」と言う意味の他、「日刊紙」と言う意味も持っています。

■栽培畑の情報

畑はトスカーナ州東部とウンブリア州西部の州境付近で栽培されているブドウを使用。
ここはイタリア中部に当たり、「緑の心臓」と言われる地域で緑豊かなエリア。
温暖な地中海性気候で、昼夜の温度差が激しい地域。
水はけの良い石灰質土壌でブドウ栽培に適しています。

■醸造方法

温度管理の下12〜15日間かけてマセレーションを伴う発酵。
12月までに自然発生的なマロラクティック発酵が起こり、その後はブドウ品種のフレッシュな香りを表現するためステンレスタンク内で6か月間熟成。
マストの一部は中〜大容量の樽で熟成させ、瓶詰の前にブレンドします。

■香り・味わい

紫がかった美しいルビー色で、スミレやチェリーの香りがクリアに立ち昇り、心地よいタンニンと果実味のハーモニーが風味豊かに広がります。
ミートソースのパスタ、グリルドチキン、コクのあるチーズなどと相性抜群です。