■造り手
ドメーヌ アルモリア

1825年創業の7世代に渡る家族経営の小さなワイナリーは、
カルカッソンヌから約15分、モンターニュ・ノワールの麓に位置し、
穏やかで都会の騒がしさから切り離された時間をもたらします。

18世紀に建てられた石造りの建物は今も現役のワイナリーとなっています。
現在の当主であるジュリアン・サレス氏は、40歳のときに、職業人生の方向転換を決意し、
会社役員の職を辞し、ビジョンを持ったワインメーカーになることを決意し、
家族のエステートを引き継ぎそして、そこに自分の「足」を地につけることを決意しました。

9haのブドウ畑、20haの平野や畑、20haの森に囲まれているこのエステートをドメーヌ アルモリアと名づけ、
自然環境を重視し、生物多様性に取り組みながら、ブドウの生産、ワインの醸造を行っています。

愛、調和（Amour, Harmonie）これがアルモリア(ARMORIA)というドメーヌの名前の由来です。
彼の心の豊かさがワインの味わいに直に伝わっています。

■栽培畑の情報

区画の土壌では自然の力に任せ、冬には畑に羊を放して余分な草を食べさせるなど人の介入を最小限にしています。
土壌は砂利質で風通しが良く、ミミズなどの土壌改良に必要な生物が多く生息しているため土を耕さないようにしています。
樹齢65年のカリニャンを健全な状態に保つため、選定や養生を行う。

■醸造方法

完全手作業で収穫したブドウは全房発酵で重力によって搾汁、カーボニックマセレーションを実施。
ステンレスタンクでアルコール発酵は15日間。
その後マロラクティック発酵し、ステンレスタンクで6か月間熟成。
単一品種のカーボニックマセレーションキュヴェとなります。

■香り・味わい

ブラックベリーやプルーンなどのフルーツの香りとスミレやリコリスの甘い香りとユーカリのようや清涼感も。
口に含むと果実のフレッシュさが広がり、チェリーブランデーのような芳醇な香りも感じられます。
クローブやアニスの甘いスパイスの香りとブラックペッパーや
ドライアーモンドのような香ばしさが調和し溶け込んでいます。
樹齢65年のカリニャン単一品種のこの赤ワインは新星（NOVA）の様に輝いています。